ヴァイオリン、ボウイング(運弓)の第一歩
A(ラ)の音を「ゆっくり、ゆっくり」弾いてみよう♪
弓を『真ん中で小さく使う』ことからはじめます。
→弓を大きく使って弾こうとすると、肘を後ろに引きたくなります。そうすると弓がうしろに逃げ、弓先が指板の方に流れてコントロールできなくなってしまいます。
はじめに、肘から手首にかけてが、床と水平になるようにして、『弓の真ん中』で弾く練習をします。
・弦に対して弓が直角に動くように。
・肘の位置は、前後左右にぶれないように、肘から先をつかって関節をやわらかくして弾きます。
少ない弓で、きれいなボーイングで弾けるようになってきたら、徐々に弓幅を広げて練習していきます!
♪家での練習では、右肘の位置を安定させる為に(うしろに引っぱらないように)お子様の肘に、かるく手を当てておいてあげると、感覚がつかめるようになってきます。
♪ひとりで練習する時は、壁をうまく利用して、右肘を壁に当てて弾いてみると、肘から先の右手の動きがわかってきます。
できるようになったら、次に『元の方の弓』で練習します。
『元弓』の練習は、上腕で弓を引っぱったり、引き上げたりして弾くようにします。
手首の関節をやわらかくして弾きます。
次に、『先の方の弓』で練習します。
『先弓』では、弓と弦が直角になるように、少しだけ右手を前に押し出す感じにします。ただし、肘は少し曲がった状態にしておきます。
無理に弓の一番先まで弾こうと思わないで、少し弓先を残して練習すると良いと思います。
『中弓』『元弓』『先弓』で弾けるようになったら、『ゆっくり、全弓』で弾きます。
『弓元から弓中』のダウンは、少しだけ引きつけるようにして、上腕で弓を引っぱります。
『弓中から弓先』にかけては、無理な力を入れずに、押し出すようなつもりで、親指と中指で弓を引っぱっていきます。
『弓先から弓中』のアップは、手首で弓を引き上げます。
『弓中から弓元』は引きつけるようにして、上腕で弓を引き上げます。
『ゆっくり、ゆっくり』『まっすぐ、まっすぐ』良い音で♪♪ ヴァイオリンを弾く時は、まずボウイングの練習からはじめましょう♪
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