ヴァイオリンの弾き方(左手の形・指の押さえ方)
2015/07/27
左手の形と指の押さえ方
レッスンしたのは、セブシックの教本です。
この、No.23の練習は重音で弾きます。No.1~の単音の練習を終えた生徒さんに、続けて練習して頂いています♪♪
A線(2番線)のD(レ)の音を3の指で押さえたまま、D線(3番線)の4分音符で書かれた音を正確にとっていきます。
メトロノーム♩=60のテンポで、4分音符で書かれた音を、1音ずつ、スラーをつけずに、まずは全音符で音程を正確に弾きます。
ここで大切な事は、上のD(レ)の音との重音の響きをよく聞きながら、弾く事です。3の指で押さえているD(レ)の音がごそごそ動いてはいけません。私も含め、生徒さんも3の指が弱い方が多いので、指を鍛える良い練習になります。
そして、2分音符→4分音符→8分音符→16分音符→32分音符と、音の数を倍にしてスラーをつけて練習していきます。
指を速く動かそうとすると、上のDの音(3の指)が安定せず動いてしまったり、弱い指は広がりづらかったりします。
そういう時は、左手の形(指の押さえ方)を確認しながら単音で弾いてみて、再度練習してみます。
押さえる指は、斜め45度になるように心がけます。(正しい構えで楽器を持った時、爪が左耳のあたりに向く角度です。)
手のひらは広がらないようにします。全ての指は、出番がきたらすぐ押さえられるよう、指盤の上でスタンバイしておきます。そして、その音の上から、指を落とすようにして音程を取ります。
↑上の写真は悪い例です。この様に、親指を曲げてネックを握りしめると、力が入って指が広がらず速く指を動かすことができません。
親指は力を入れず、ネックに添えておきます。
また、人差指とネックの間をあけすぎると、指を押さえるときに手首が動いてしまい、正しい音程を取ることができなくなってしまいます。
『正しい左手の形、指の形をつくり、力を抜いて指をその音の上から落とすようにして音程を取る。』
常に、この事を意識して練習していければ、次第に正しい左手の押さえ方が身についていくのでは、と思っています。
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