ヴァイオリン教室での出会いと別れ
ヴァイオリンの先生の仕事を長年やっていると、生徒さんと別れなければならない時が幾度となくやってきます。
受験、卒業、転勤、結婚、、、etc 理由はさまざまです。
特に、幼児の頃の手ほどきから、指導させて頂いた生徒さんとお別れする時の気持ちは、ギュッと胸が痛くなるような、寂しい気持ちになります。辛い別れです。
こればかりは、何度経験しても慣れるものではありません。
長年の経験から、、、別れ際はとても肝心で、最後のレッスンでお互いに「今までありがとう」の気持ちで終わった生徒さんは、大人になってからふと、連絡して下さったり、近況を報告して下さったり、レッスンでの事が良き思い出として残っていきます。
私はどうだったかな?と振り返ってみると、恥ずかしながら最後のレッスン、、良く覚えていません。しかし、今となってはものすごく師匠に感謝しています。
教える立場になってみて、ようやく師匠の気持ちがわかるようになりました。
どんな先生も、ひとつひとつのレッスンを生徒さんと真剣に向き合って取り組んでいらっしゃると思います。だからこそ、共にした時間が長くても短くても、生徒さんが思う以上に、別れる時にいろいろな想いが込み上げてくるのではないでしょうか。
入ったからには、必ずいつか出て行くときがきます。長い人生の通過点として、いっぱい、いろんな経験をして胸張って出ていって欲しいと思います。
今日から7月。新しい出会いを大切に、今月もまた皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います♪♪